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銭湯何軒か廻ってみてわかったこと

前回のブログで銭湯のデザインがやりたいので探して行こうって話をしたので
まず近所の銭湯に営業がてら状況を聞きに廻りました。
 
事務所の近所にある銭湯を5件程廻ったのですが答えはどこも「改装なんか考えていないしそんな余裕ないよ」って感じでした。
もうね、失笑されまくりましたよ(笑)
 
まぁそうですよね。
だって、資金力のあるスーパー銭湯が近くにできててご飯食べるところも岩盤浴もいろいろあって車でも行けるし、
かたや街の銭湯は老朽化も進んでいて、味のあるレトロな空間ってところを除くとスーパー銭湯には劣る部分ばっかり見えてきます。
 
でもそれだと、言っている間にスーパー銭湯以外の銭湯は全て淘汰されていってしまうのです!
そんな寂しい話ってないでしょ。街の銭湯だから味わえる落ち着きというものもあります。
正直牛乳やラムネは街の銭湯で飲んだ方が50倍ぐらいウマイです!
だからどうしても少しでも多く街の銭湯を残したい。
 
そう思って知り合いと別件で話してると、知り合いの親戚に銭湯をやっている方がいるとのこと!
これは色々とチャンス!あわよくば改装してくれて、あわよくば今の銭湯業界の状況を聞けるかも!!
もっとあわよくば、銭湯の全体のプロデュースなんかもさせてもらえるのでは!?
そう思って聞いてみると、どうやら年内には廃業するとのこと。
 
えぐいです。
 
しかも、経営させてもらいたいとかって話をしようと思っても土地の所有者や建物の所有者が違うとかで
すんなり話も進まないのでどうやら諦めるしかないそうです。
 
お金があれば解決できるんでしょうけど…
やっぱりこれはクラウドファンディングしかないのかな、と思いましたが
それも地域の限定された場所でのプロジェクトはクラウドファンディングには向かないでしょうし
銭湯業界を活気づける素晴らしい提案は出ずじまいでした。
 
一つ、銭湯を廻る事で気がついた暖簾に関しては動いてみようと考えています。
これについてはまた後日報告したいと思います。
 
プロトタイプデザイン 澤井