いつもプロトタイプデザインの試作TVをご覧いただき、ありがとうございます。先日のライブ配信では、最近の近況と、僕が日々感じている「AIと音声入力がオフィス設計に与える影響」についてお話ししました。この記事ではその内容を、僕自身の言葉でまとめます。
配信ではChatGPTの対話型AIを相手にしたセッション形式も初めて試しました。ぜひ動画と合わせてお読みください。
2週間ぶりぐらいの配信になりました。今は着工前の案件が重なっていて、決めなければいけないことが一気に押し寄せています。現場が動き出すと質疑も増えるので、その対応にも追われています。
2ヶ月ほど、業務効率化のためのAIカンパニー構築を続けています。SNSでは「AIに読み込ませればすぐできる」と言われがちですが、僕の実感では半分は当たりで、半分は現実が違います。ルール化やセキュリティ面で作業が止まることもあり、下準備や構築にはしっかり労力がかかります。
便利になるほど微調整も必要になり、次から次へとやりたいことが出てくるので、作業量はなかなか減りません。それでも明らかに一人でやっていた頃より効率は上がっていて、楽しみながら続けています。
最初に整えたのは、自分の業務を管理してくれる秘書のような役割です。メールが来たら返信の下書きまで作っておいてもらい、手が空いたときに確認して送ります。
たとえば質疑が10個あって、8個はすぐ答えられ、2個は図面を描いてから返すという場合でも、先に8個へ回答し、残りは「図面で回答します」と伝えておけます。業者さんや関係者の方にとっても仕事がしやすくなると感じています。
仕事をするうえで、従業員でもお客さまでも業者さんでも、誰かが無理をして成り立つビジネスはやるべきではないと考えています。AIに任せる目的もそこにあります。
最近は、AIへの指示をほぼ音声入力で行っています。キーボードより明らかに速く、多少の言い間違いがあってもAIが意図を汲んでくれるからです。一人の事務所では問題ありませんが、30人、50人のオフィスで全員が音声入力をするのは難しいですよね。
配信ではChatGPTと対話しながら、次のような論点を整理しました。
僕自身は、設計や図面作業ではデスクトップPCとデュアルモニターが必要なので、固定席で完結できる形が現実的だと考えています。また、周囲の声が聞こえるのは音声入力だけなら気になりませんが、オンライン会議には向きません。こうした「このスペースはこう使うもの」というルールを使う方に理解していただくことも、設計の一部だと思っています。
新しい提案が出ると、最後は「お金をかけてまでやるか」という話になります。もし自分が30人規模の会社の代表なら、まず8人ぐらいの席を実験的にそういうスペースにしてみると思います。いきなり全部を変えず、試しながら増やしていく進め方です。
AIと音声入力が広がると、オフィスの設計は「席数」ではなく「働き方」を基準に考える方向へ変わっていくと感じています。完全な個室だけでなく、コストを抑えながら音声入力に向いた中間的な空間をどう作るかが、これからの課題です。今後もこうしたセッション形式の配信を続けていくかもしれません。最後までお読みいただき、ありがとうございました。