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デザイナーの目の話(物理)

どうも、プロトタイプデザインです。

毎日図面作業と現場との調整に追われているなかで今回は目の話です。最近ふと思うことがあります。それは 目が悪くなってきた ということ。

今に始まった事ではないのですがデザインの世界に入って約10年。僕らはお客さんとの打ち合わせや現場に行ってる時間以外は事務所で資料見たり机に座ってパソコン作業したりがほとんどです。

90%ぐらいはそのせいでもう視力が落ちること落ちること。僕はまだマシな方なんですがそれでもコンタクトはつけるのがめんどくさいし異物感すごいし目も乾くしで嫌いです。

眼鏡は汗かきなのですぐ曇るし、作業してて寝落ちしてしまったりすると無意識にのしかかって破壊してしまったりします。

 

で、ずっと レーシック手術受けてぇなぁ と思っていました。

レーシックとはざっくりとした説明ですが目の表面の角膜をめくってうまいこと調整して屈折率的なものを変えて視力を回復する技法らしいです。

詳しくはここみてください http://www.kobe-kanagawa.jp/first/

昔は角膜めくるとか怖すぎてやる奴の気が知れんと思ってましたがめくるのもものすごい薄さと聞いてなんとなくいけそうな気がしてきました。

でレーシック手術を受けるにはまず手術して大丈夫かどうか目の状態を検査するのですがその為梅田にある神戸神奈川アイクリニックさんに行ってきました。

内装はさすがに有名人とかも来るぐらいのところなのでしっかり作りこんでました。でももっと飛び抜けてもいいんじゃないかなと思うぐらいでしたが場所はいかついぐらいいいところにありました。

 

レーシックの検査内容はよくある眼圧測定とか視力測定とかなんですが一番と言ってもいいほど重要なのが角膜の厚みがどれぐらいあるかということ。

当然角膜をめくるのでこれが薄いと眼球の中身が出てきてしまうそうなんです。

検査は30分ぐらいでその日にすぐ結果がでます。まぁ正直僕は良くも悪くもその辺のごく一般的な日本人とそう大差ないと思っているのでこの検査はスルーですぐレーシックの説明にでも入るかな、と

結果は

角膜の薄さが日本人離れしていてこれ以上めくるとかなり危険

 

なにそれ

 

たまーに背筋のつき方が日本人離れしてるとか彫りがちょっと深めとかは言われますが、角膜の薄さが日本人離れって。

一般的な日本人は530μmという謎の単位の数値みたいで450μmを下回ると手術できないぐらいの数値らしいのですが僕は片方が447μmでなかなかの希少種のようです。

かなりショック。もう何日後かには眼鏡もコンタクトも物置の奥にしまって素敵な裸眼ライフを謳歌できると思っていましたがその夢は潰えた、 かにおもえました。

 

しかし、じゃぁ一生眼鏡かけとけとはならないのが現代医療。日々進歩しているのです。

僕みたいに角膜の薄いザコ助のために現れたニュー医術、ICLという方法があったのです。

ICLとはざっくりいうと水晶体と虹彩の間ぐらいにある隙間にソフトコンタクトぐらいの柔らかレンズを入れて視力矯正するという方法です。

この隙間、神が人を設計する段階であらかじめICL用に用意してたのかと思うぐらい絶妙な場所にあるのです。

くわしくはこちら http://www.kobe-kanagawa.jp/menu/iol/

で、お医者さんこのICLなら角膜薄くてもいけるというのでこっちの路線でどんどん話を進めるのですが気になるお値段のほう、なんとなんとレーシックのほぼ倍の68万円!!

角膜も財布も薄い僕にはポンと出せるような金額ではないので 考えてまたきます という強がりなセリフを残して院を後にするのでした。

 

それにしてもなんや日本人離れした角膜って…

ショックです。