BLOG

屋外広告物条例について

/ / /

どもども。

今回は看板屋さんらしく屋外広告物条例について。
屋外広告物条例とは各地方自治体によって決められている看板・広告物を設置する際の決まり的なものがあってそれを守りましょうねというもので、
日本に法律として屋外広告法というのがあるんです。
 
以下e-Govより抜粋
***************************************
第一条 この法律は、良好な景観を形成し、若しくは風致を維持し、又は公衆に対する危害を防止するために、
屋外広告物の表示及び屋外広告物を掲出する物件の設置並びにこれらの維持並びに屋外広告業について、必要な規制の基準を定めることを目的とする。
(定義)第二条 この法律において「屋外広告物」とは、常時又は一定の期間継続して屋外で公衆に表示されるものであって、
看板、立看板、はり紙及びはり札並びに広告塔、広告板、建物その他の工作物等に掲出され、又は表示されたもの並びにこれらに類するものをいう。
***************************************
 
まぁ理由を簡単に説明すると
「みんながみんな好き勝手に看板つけたらガチャガチャしてカッコ悪いやん。
ルール決めたらそれなりにまとまり出て景観的に良くなるやろからそれみんなでまもろーや。」
ってゆうことです。
そして「屋外広告物ってあれな、基本的に出しっぱにしてるやつのことな」ってことです。
 
まぁ当然規制されてる方が綺麗な街並みになりますし、外国だったら看板すらおけないところも全然ありますし。
国内だと有名なところでいうと京都や奈良などの重要文化材とかが多い地域はとんでもなく厳しいです。
看板の面積もそうですが、使えない素材、使用できる色の範囲まで決まりがあります。
 
で、「規制厳しいからつらいよね」ってよく言われます。
でも僕の個人的な考えなんですが、この規制が結構デザインしてる身としてはプラスになる部分もあります。
というのは各企業さんにはそれぞれのロゴとか店舗のデザインとかが決まってることが多くて「この通りにやって」と言われます。
 
全然いいんですが、デザイナーとしてはそれは面白いことではないのでこの”規制”の力を振りかざして(笑)新しい提案を打ち込みます。
新しい提案ができるってことはそれがきっかけで今まで以上にいいものと出会える可能性があるってことなので僕らもやりがいありますし、
企業さんに認めてもらえるチャンスでもあるのです。
 
なので主要都市はそれぞれそれなりにもう少し規制かけてもおもしろいかもしれないですよね。
 
あ、ちなみに屋外広告物を設置する時に広告物申請を役所に申請する必要がある場合があるのですが登録料としてお金が必要になります。
1箇所辺りだいたい3000円〜8000円ぐらいです。
これとは別で突き出し看板などが公道に出ている場合に道路占用許可の費用が発生したりします。
 
結構役所とやりとりして資料を作って申請してと、地味に手間がかかる作業なのでKANBANは代行して申請作業を請けております。
 
デザインや申請作業などについて気になることがありましたら気軽にご相談ください。
 
KANBAN-カンバン-
mail:kanban@prototypedesign.jp
Phone:090-3675-4443
fax:06-7635-8245