こんちわ、プロトタイプデザインです。
最近暑すぎますよね。うちの事務所、最上階なのに天井に断熱材が入っていなくて昼間バカほど暑くなります。
管理会社曰く、その条件で貸したので何か手を加えるのであれば家賃あげますんで、とのこと。なんなんこれ。
極悪ですやん。
今日は昨日ちらっと書いた、大手さんに依頼している会社さんがコスト削減するのに急がないといけない理由についてお話しします。
こんなことがありました。
「〇〇社(飲食会社)が大手設計会社に頼んでるみたいやけど設計費も施工費も高すぎるから設計してくれるデザイン事務所探してるみたい。プロトタイプデザインさんお願いできひん?」
ありがたいです。でも一つ理由があり、お断りさせていただきました。
それは、僕がその大手設計会社さんの下請けとして案件を担当していたのです笑
内容もわかっているし、実質動いているのは僕なのでなんならその会社さんよりもわかっている部分は多いです。
でも下請けとして仕事をした以上もうそのお客さんとはその元請けを名乗って付き合うしかできません。
これってタイミングが少しずれていたら一緒に仕事できたのですが、これが理由でできませんでした。
この業界のみならず、当然下請けとして請けている会社は元請けの顧客から直接仕事をすることは許されていません。
いわゆる今旬の直営業(闇営業)というやつですね笑
某Y本興行は直で仕事を回すことで何か会社にもタレントの為にも都合のいい部分があったから黙認して厳しく取り締まっていなかったのかもしれませんし、でも今回の様な問題になる可能もあるから表面上は禁止と謳っていたのかもしれません。
また、世間が思うほどタブーではなかったから「直営業」という言い方をしていて、世間ではこれを絶対的タブーにしている業界が多いので「闇営業」と呼んで悪の様な言い方をしているのだと思います。
話は逸れましたが、この業界にも元請けの案件を取るのはタブーとされているのです。
でも僕は思います。
もし仮に顧客が元請けの仕事に不満がある場合、どちらにしても依頼は別の会社に流れるのではないか。
顧客が他に流れないと思う安心感で仕事の精度が下がってしまうのではないか。
本当に元請けに魅力や個性などで依頼する必要性があるのであれば値段の様な数字的な部分で下請けが勝ったとしても顧客が流れることはないのではないか。
部分的な所で元請けに勝る部分があり、顧客が他の部分で現状よりも負の出来事が起こっても良いという覚悟があれば使い分けるという意味では問題ないのではないか。
それでもしやっぱり元請けの仕事がいいと感じたなら、より強固な信頼関係となって続けていけるのではないかと思います。
このルールがあることで顧客側としては選択の幅が狭くなってしまって結局これって顧客のことを考えれていないのではないかと思うのです。
そもそもこんなルールで縛られなくても常に競争する身に置かれているので無理に縛る必要はないのではないかと思います。
今お付き合いさせていただいているデザイン事務所さんは、依頼のあった案件の予算が合わないという理由だと思うのですがその依頼主さんにプロトタイプデザインだと予算が合うのでは?という風に紹介していただきました。
こういう関係性であるべきなのではないかなぁと思うのです。
今だと、外注として仕事をすると本来僕達に来ていてもおかしくない案件をむざむざ逃してしまっている状況を自らの選択によって作る事になります。
しかも、これを続けていくとどんどん関われないお客さんが増えていくのです。
じゃぁ待ってても口だけ番長にしかならないので自分から動いて行かなければならないのではないかなぁと。
それで昨日の記事に書いた、
コストの部分で現状から変えないといけないと思っている会社さんはなるべく早く声をかけていただきたい。というところに繋がってくるのです。
「じゃぁお前んとこの下請けにどんどん声かけていくからな」って言われてもそれはしょうがないか、となりますよね。
でも多分しっかりとした関係性を作れている業者さんや下請けさんや事務所にいる人間はこういう話が来ても一声かけてくれると思いますし、かけてくれないのであればそれはこちらの責任でもあると思います。
関わる人には嫌な思いはさせたくないと思う人が多いのでなるべく仕事になりそうな話はちゃんと仕事として依頼をしますししてくれます。
そういう嫌なこと言う人は無駄に値切ったり、仕事として動く様なことでもサービスとして動いてくれると思う様な人が多いとおもいます。
直営業をタブーとして声を荒げて言う人は自分は何もせずとも仕事の話を右から左に流すだけでお金をもらう人が多いのではないかなと思います。
いわゆる利権を奪われてしまうからなのでしょうか。
こうはなりたくないので常に魅力を感じてもらえる仕事をし続けていかなければならないなと思っています。
あー、真面目で重い話をしたから背中が疲れた