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コストパフォーマンスと暗黙の了解の話 part1

こんちわ、プロトタイプデザインです。

前回英訳できるって言ってタイトルに「Scroll down 4 ENG」と言っときながらブログの下の方に行っても全然英語出てきませんでしたね。

厳密にいうと出てきた英語は「Are you guys」だけでしたね。

Are you guysって「みなさん」っていう意味なんですが、そんなぐらい英語で自慢げに言ってくんなって話ですよね。しかもそんな途中で急にAre you guysって。

ほんと近日修正しておきます。

 

 

今回コストパフォーマンスについてです。

というよりまずコストについて話をします。僕、独立したての時よりも設計費をあげさせてもらっています。

というのは、独立したての時はとりあえず仕事を回転させていくことしか考えていなくて利益も自分の動いた実働経費と時給に換算した分ぐらいしか乗せていなかったので、今思えばそれはそれはボランティアかって思うぐらい安く仕事を受けていました。

でも仕事をしていくにつれて事務所を借りたり、コピー機を借りたり、仕事用にパソコンを買ったり、なんだかんだ色々と必要なものが出てきて出ていくお金が増えてきました。

今では事務所に人が増えたのでさらに出ていくお金が増えました。

 

でもこれって今までお断りしないといけなかった仕事を断らないようにする為でもあり、今までひーひー言って徹夜しすぎてミスが出ていろんな人に迷惑をかけないようにする為と思っていて行き着いたのは、良い仕事をする為にかかっている費用が今の自分の仕事の価値のベースになる部分だと思っています。

ここから提案の内容や仕事の速さなどの『質』の部分、すなはち『付加価値』の部分をどれだけ人に評価してもらえるかで、設計料というものが決まってくるというか決めていくのかと思います。

この設計料を決めるのっていまだにはっきりこれといったものが決めれていなくて(案件の規模や条件によって変わる部分が大きいので)これもこれからの課題なんですが、自分的には過大評価はしていないつもりで設定しています。

 

で、最近お客さんや施工会社さん、時には同業の方達からよく聞く話が『今使っている設計事務所の設計料が高い(らしい)から澤井さんとこでお願いできませんか』という話。

まぁこの比較されている高いというのは大手というか、一つの案件に5人も10人も関わったり、良いデザインはするのだろうけどその後のやりとりになると部下や下請けに丸投げほったらかしになる会社です。

そらそれだけ関わってくる人が増えると費用もかかるし仕事もややこしくなりますよね。

でもこれがその会社にとっては先に話した、良い仕事をする為に掛かっている費用の部分であって会社の規模も事情も違えば出ていくお金の額も違いますし、守らなければならないルールやその他諸々も僕たちとは違います。

なのでそういう会社はそういう会社同士で仲良くやっていただくとして、僕達は大手に比べてコストをかけずに済んでいる立場として今まさに出店計画をしている、多店舗展開を考えている方々の足が止まらず動き続けれるような設計料設定をしなければならないと考えています。

要は一緒に成長していける会社さん、お店と関わりたいんです!

 

なんでこんな話をしようと思ったかというと、今日現場で施工業社さんと話をしていて他の案件に入っている他所の設計事務所の設計料が僕の設計料の4倍ぐらいと聞いて度肝を抜かれたからです。

図面も見せてもらいましたが、正直とてつもなく普通の図面、普通のデザインで、着工直前でパースもない状態。これで4倍は…と思ったのです。

話をもらったのがそもそもギリギリで精一杯頑張った内容で、パースもこれから描くのかもしれませんし、当然お客さんがそれで納得して満足しているのであれば全然良いと思います。

でも僕は思いました。折角の出店の機会なのにデザイナーとしての魅力や会社や店舗・ブランドとしての良さを表現できていないものに大金を払うのは時間もお金ももったいないのではないかなと。

同じ4倍の費用をかけるならクォリティも4倍でないと。ちょっと悲しくなりました。

 

 

なので、コストの部分で現状から変えないといけないと思っている会社さんはぜひ声をかけていただきたいです。

しかもこれについてはなるべく早くがいいと思います。

この“なるべく早く”というところものすごいミソで、深くめんどくさい、でも重要(なのであろう)な理由があります。

誰にもどうすることもできない理由があってお請けできないことになってしまうのです。

この理由については明日記事に書きます。

 

デザイン事務所にも色々あります。それなりには繋がりもあるので、プロトタイプデザインでは荷が重いんじゃないの?ってゆう案件であれば知っている範囲の有名大御所売れっ子デザイナーさん紹介しますし。

あ、でも荷が重い案件はないと思うので紹介する前にプロトタイプデザインがやってしまうと思います笑

宇宙ステーションとかのデザインもやりますので。(設計は宇宙ステーション専門業者さんがいると思うのでそっちでお願いします。)